目次
はじめに
親しらずが生えてきて痛いという方は多いでしょう。
親しらずに痛みがあると気は歯医者さんで診てもらうのが最善ですが、歯医者さんへ行く時間がない場合は正し対処法を知っておくと役立つはずです。
ここでは親しらずが痛い時正しい対処法をご紹介しますので、ぜひお読みくださいね!
親しらずとは
そもそも親しらずとは永久歯の中で最も奥にある歯のことで、永久歯はほとんどの方が15歳前後で生え揃うと言われていますが、親しらずに関しては10代後半~20代前半に生えると言われています。
子どもの歯を親が管理しなくなってから生えるため、親しらずと呼ぶようになったそうです。
ちなみに、この親しらずが全く生えない人は4人に1人だそうです。
想像以上に多いと思いませんか?
では、親しらずが生える人と生えない人の差はどういったものなのでしょうか?
その理由にはその人の環境が関わっていると言われています。
親しらずが生えてくる年代だとほとんどの人は成長期が終わっておりすでに成熟しています。
つまり、顎の発達も終わっているということになります。
顎の大きさももこの頃には決まっているということになりますが、この時点の顎の大きさにより親しらずが必要か必要ないかを体が判断すると言われています。
他の理由としては遺伝があります。
親に親知らずがないから子どもにも生えないとは限りませんが、生えない可能性は高くなるでしょう。
親しらずが痛い時の対処法
痛み止めを飲む
親しらずが激しく痛むものの歯医者さんへ行く時間がないとか、歯医者さんの診療時間が終っているなどの場合は市販の痛み止めを飲むことをおススメします。
お薬の中に炎症を抑える効果があるものが特におススメです。
ただ、親しらずの痛みはおさまったり、強くなったりと波があると言われているため、おさまったと思ってもまた強い痛みがおこる場合があります。
我慢することなく、痛み止めを飲むようにしましょう。
塗り薬を塗る
親しらずが痛い時に痛み止めを塗るのも効果的ですが、痛み止めの塗り薬を塗るのも効果的です。
液体タイプの痛み止めは塗りにくいですが、即効性があるのでおススメです。
また、ジェルタイプは塗りやすく持続性が高いというメリットがあります。
歯を傷めることなく妊婦さんやお年寄り、お子さんまで使えるのでぜひ使ってみるといいでしょう。
ただ、唇や歯ぐきにつかないよう注意が必要です。
冷やす
親しらずが痛む場合、その上の部分を上から冷やすことで痛みが治まる場合があります。
冷やしたタオルなどで冷やすのがおススメですが、痛みがリンパ節辺りまで広がっている場合には顎の下周辺まで冷やしましょう。
注意したいのは保冷剤や氷などを使って冷やすことです。
冷やしすぎると、逆に痛みがひどくなることがあるからです。
糸ようじや柔らかい歯ブラシを使う
親しらずがおかしな方向に生えていて痛む場合、その歯と隣合った歯に汚れがたまりやすいですが、無理に歯ブラシを使って取ろうとすると歯ぐきが傷つくことがあり痛みがおこりやすいです。
親しらずの周りは柔らかい歯ブラシを使って磨いていただき、それでも届かない場合は糸ようじを使って汚れや食べもののかすを落とすようにしましょう。
また、歯ブラシを使って親しらずをブラッシングする際は力を入れすぎないようにすることが大切です。
歯磨きをする
親しらずが痛む原因にお口の中の細菌がありますが、繁殖しにくい環境にするために常にきれいな状態を保つようにしましょう。
特に、食べもののかすがたまらないようにすることが大切です。
親しらず周辺の歯ぐきは傷がつきやすいため歯ブラシは硬いものを使わないようにしましょう。
また、こまめにうがいをするのもおススメです。
無理に食事をしない
親しらずが痛む時は硬いものを食べると痛みがひどくなることがありますし、辛いものや冷たいものなども同じですので、無理やり食事を摂ろうとする必要はなく、柔らかいものを食べる程度でいいでしょう。
数日程度なら水分やゼリーなどであれば栄養が摂れるため、無理に食事をする必要はありません。
また、豆腐や柔らかくゆでた野菜などを食べられるようなら食べるといいでしょう。
親しらずの治療中や治療後は刺激物や硬いものなどは避けた方が無難です。
口の中を清潔に保つ
親しらずが虫歯によって痛む場合、その穴に食べもののカスなどが詰まってしまい歯の神経を圧迫している可能性があります。
そういった場合には食べもののかすを取り除いてお口の中を清潔にしておきましょう。
また、うがい薬を使ってうがいをするのもおススメですが、先の尖ったものなどで取ろうとすると、痛みのあるところを刺激することがあるので注意しましょう。
余計に痛みがひどくなることがあります。
疲れをためない
親しらずの痛みがひどい時には抵抗力が必要なので、睡眠時間が足りなかったり、疲れがたまっていたりすると細菌に対しての抵抗力が足りなくなり痛みがひどくなることがあります。
親しらずが痛い時にはしっかりと休息をとるようにしましょう。
親しらずの治療方法
抜歯する
親しらずの治療方法としてもっとも行われているのが抜歯で、親しらずの腫れや痛みは再発しやすいためなるべく早く抜いてしまう方がいいからです。
また、痛みがなくても他の歯への悪影響を考慮し抜歯する場合があるようですね。
削る
噛み合わせや歯ぐきに当たる場所などを考えると、親知らずを削るのも選択肢の1つでしょう。
歯ぐきへ当たらないように削ったり、噛み合わないように削ったりすることで痛みが和らぐ場合があります。
まとめ
親しらずが痛む時の対処法をご紹介しました。
親しらずが痛む場合は決して我慢せず、なるべく早くクリニックで診てもらうようにしましょう。
仕事が忙しい、診療時間外などの理由でクリニックに行けない時はいったん痛み止めなどを飲んで症状をある程度和らげておくようにしましょう。
親しらずが痛いまま放っておくと、お口の中で思わぬトラブルが起きることもあるためクリニックできちんと診てもらうようにして下さい。
親しらずが痛む時のご参考にして下さいね!