歯を失うと全身の健康が損なわれる理由

はじめに

歯をなくすと精神的にショックを受けるもの・・。
見た目が気になったり、食事しづらくなったり・・と日常生活にさまざまな支障が起こります。
そうなってみて初めて歯の大切さに気付く方も多いでしょう。
また、歯を失うと全身へ悪影響が及ぶ場合もあります。
ここでは歯を失うと全身の健康が損なわれる理由や歯を失う主な原因、歯をなくした時の治療法などについてまとめてみます。

歯の役割

  • 食べ物を噛み砕く
    歯の役割として最も知られていることは噛むという機能でしょう。
    食事をする際にしっかり噛むことで胃腸などの消化器官に負担を軽減し栄養の吸収が向上します。
    よく噛めば体調もよくなり、病気になりづらい身体づくりができます。
  • 味覚が豊かになる
    歯があれば歯ごたえや歯ざわり・・など、食感を敏感に感じることがっできます。
    つまり、食べものをおいしいと感じられるのは歯のおかげだと言ってもいいでしょう。
  • 発音しやすくなる
    歯は舌や唇と同様、発音を助ける働きがあります。
    歯がきれいに揃っているとはっきり発音できますが、歯と歯の間が大きくあいていたり、歯がないときれいに発音することができません。
    治療するのは当然ですが、日常生活を送るうえでも歯並びが乱れないように気をつけましょう。
  • 表情が豊かになる
    歯がきれいに揃っていれば、お口の周りの筋肉が正常に働くため表情が豊かになると言われています。
    ですが、歯をなくしてしまうと、お口の周りの筋肉が衰えてしまうため老けて見えたり、顔つきが悪くなったりすることがあります。
  • 全身のバランスを整える
    歯が悪くなったり抜けたりすると、噛み合わせが悪化し姿勢が悪くなり頭痛や肩こりになったり、全身への悪影響が起こると言われていますので、早めに治療するようにしましょう。

歯をなくす原因とは

歯をなくす主な原因には次の2つがあります。

虫歯

プラーク内で虫歯菌が繁殖することで食べもののかすの中の糖分を栄養にし、酸を産出します。
その虫歯菌の作りだした酸が歯を溶かすのが虫歯です。
虫歯の最大の特徴はいったん治療しても再発してしまうことがほとんどです。
何度も繰り返していくうちに歯を失ってしまうリスクが高まります。
特に、30歳までに歯を失った場合の原因は虫歯がほとんどです。
セルフケアに加えクリニックでしっかりケアをし、虫歯予防に努めましょう。

歯周病

歯周病とは歯周病菌がプラーク内に繁殖し、歯ぐきや歯を支えているあごの骨などが少しずつ溶かされていく病気で、虫歯と同じく再発しやすいと言われています。
30歳以上の方で歯を失う原因はこの歯周病と言われており、歯周病の原因は免疫力の低下や日ごろのストレス・・などと言われています。
また、40歳以上の方の8割もの人が歯周病にかかっているとも言われるほどです。
ご自分だけは大丈夫などと思わず、しっかり予防を行うようにしましょう。

歯を失うと

  1. コミュニケーションに支障が出る

    歯をなくすと人前で笑顔を作ることが恥ずかしくなるため、表情が暗くなってしまうでしょう。
    さらに、歯がないまま放っておくと、顔の輪郭が変化してしまうこともあると言われています。
    前歯を失った場合口元にしわができてしまうので実際の年齢より老けて見られたり、奥歯を失うとほおがこけて見えあごがたるんで見えることもあります。
    つまり、歯をなくすと人とのコミュニケーションに悪影響が及ぶことがあるわけです。

  2. 歯並びが乱れる

    歯と歯の間すき間が少ないことで美しい歯並びを保っていますが、歯がないまま放っておくと噛み合わせが悪くなります。
    たとえば、隣り合う歯が傾き出したり噛み合うはずの歯が伸びてしまったり・・などが起こります。
    また、歯が変則的に伸びてしまうと歯磨きしづらく磨き残しが起こります。
    取り除けなかったプラークは歯周病や虫歯の原因になりやすくなり、さらに歯を失うことになりかねません。さらに、咀嚼のバランスが崩れると体全体や顎関節が歪んでしまうこともあります。

  3. 全身への悪影響がある

    歯を失うとしっかりと噛めなくなるためきちんと消化しきれていない状態で消化器官へと食べものが送られてしまいます。
    そうなると、消化器官に負担がかかり最悪さまざまな合併症を併発することもあります。
    また、お口の中は嗅覚や触覚、味覚などが発達しているため、食べることがうまくできなくなると脳への刺激が減ってしまうことになります。

歯を失った時の治療法

さて、では歯を失った場合どういった治療法があるのでしょうか?
さまざまな治療法がありますが、ご自分に適切な治療法を選んでいただきお口の中の状態をしっかりと把握した上で治療に臨むようにしましょう。

インプラント

歯をなくしてしまったところのあごの骨に人工歯根を埋め込んでそこに人工歯を装着する治療法です。

入れ歯

なくなってしまった歯の本数に合わせて部分的、全体的に入れ歯を作製し装着し咀嚼力を回復する治療法です。

ブリッジ

なくした歯の両隣に被せものを作って橋渡しのようにつなげなくした歯を補う治療法です。

 

歯を守るためには

ブラッシングをていねいに

歯を守るための最大の方法は日ごろのていねいなブラッシングです。
毎食後と寝る前には必ずブラッシングをするようにし、補助アイテムなども併用してお口の中を清潔に保ちましょう。

定期的に検診を受ける

定期的にクリニックで検診を受けていれば、歯周病や虫歯の早期発見が可能です。
早期発見できれば早期治療につなげることができるので、治療費や治療期間の大幅な節約になります。
ぜひ、定期的にクリニックで診てもらうようにしましょう。

まとめ

歯をなくしてしまう原因や歯を失うと全身の健康が損なわれる理由、治療法や予防法などについてまとめてみました。
たかが歯・・と思われるかもしれませんが、歯をなくすとさまざまな弊害があるということをご理解いただけましたか?
歯を守るには日ごろのセルフケアと定期的に検診を受けることが大切です。
ぜひ、今日からすぐにていねいなブラッシングを行っていただき、かかりつけのクリニックで定期的にチェックしてもらってくださいね!
そうすれば生涯ご自分の歯で過ごせるかもしれませんよ!

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