全身の健康を左右する!?生活習慣病と歯科の関係

はじめに

生活習慣病と歯科には深い関係があることをご存じでしょうか?
生活習慣病を予防するにはなんでもバランスよく食べることが大切で、同時にしっかりと噛んで食べるには歯を健康に保つ必要があります。
しっかりとご自分の歯で噛めるということは食生活が豊かになり、健康を増進、維持、病気予防につながると言われています。
80歳になった時20本以上自分の歯を保つための8020運動がさかんになっているのはこのためです。
歯がなくなるとは老化現象だと思われているかもしれませんが、しっかり予防すれば何歳になっても健康な歯を維持できます。
ここでは生活習慣病と歯の関係についてまとめてみます。

歯周病の原因

歯周病は生活習慣病の一つで歯周病菌に感染することで起こるものです。
お口の中が不衛生になると歯と歯の間などにプラークが溜まり、その中に歯周病菌がすみつき増殖していきます。
いっぽうで、われわれの体には細菌を防御しようとする力があります。
誰でも歯周病菌がいるにはいますが、全ての人が歯周病にかかるわけではありません。
発症するかどうかについては歯周病菌と防御機能とのバランスにかかっています。
同じようにこの機能が働いていたとしても、お口の中が常に汚く歯周病菌が多いと歯周病になりやすいです。
また、お口の中に歯周病菌がほとんどいなくても防御機能が落ちていれば歯周病になりやすいです。
なお、歯周病の一部には遺伝的要因が大きいものもあります。
ただ、大人になってからかかる歯周病の大部分は生活習慣、お口の中の環境、全身の状態・・などが最も関係していると言われています。
このお口の中の環境とはお口の中が乾燥している、歯ぎしりする、噛み合わせ・・などを言いますが、衛生状態が悪くなると歯周病菌が増えてしまうため歯周病になりやすいです。
お口の中が乾燥し唾液の分泌が少なくなると、細菌が増えやすくなり放っておくと歯周病などが進行することになります。
また、噛み合わせが悪かったり、歯ぎしりするくせがある方は歯周組織に大きな負担がかかるため歯周病になりやすいです。
さらに、精神的ストレスやたばこ、不規則な生活・・などの生活習慣と歯周病も深く関わっています。
ストレスや疲労を常に溜めていたり、たばこを吸う、よく噛まずに食事をする、睡眠不足、間食の回数が多い・・方は歯周病に注意が必要です。

歯周病を予防するには

歯周病を予防するにはブラッシングによってお口の中をきれいにし歯周病の原因である歯周病菌を除去することが大切です。
また、歯ブラシだけで除去しきれない部分のプラークは歯間フロスやデンタルフロス、マウスウォッシュなどを使ってきれいにするといいでしょう。

虫歯の原因

虫歯はどうしてできるのでしょうか?
虫歯の原因には生活習慣によるものと感染性のものがあります。
感染性のものとは細菌が体内で増殖し全身に悪影響を及ぼすことです。
生まれたての赤ちゃんには虫歯菌がないですが、成長するにつれ人からうつります。
われわれがものを食べると細菌は食べもののかすを栄養分にし増え酸を産出します。
その酸によって歯が溶かされてしまい虫歯になる・・というメカニズムです。
細菌感染による疾患なので感染症と言われているわけですね。
いっぽうで、お口の中に虫歯菌がいても必ず虫歯になるとは限っていません。
細菌が増えないような生活習慣を送っていればよく、細菌が増えやすい生活習慣を続けていると虫歯になるということです。

虫歯を予防するには

では、虫歯を予防するにはどうすればいいのかと言うと、インフルエンザのように感染を防ぐのは難しいと言われています。
生まれたての赤ちゃんの虫歯はないものの、成長するにつれ自然に感染します。
細菌がいたとしても虫歯にならないよう生活習慣に気を配ればいいのです。
お口の中を健康に保にはしっかりとケアすることが重要です。
ここではブラッシングのポイントについてご紹介してみましょう。
今まで自己流でブラッシングしていた方はぜひご参考になさってみてくださいね。
虫歯予防、歯周病予防などのトラブルに対応できる歯ブラシとは毛先が極細でヘッドは小さめ、毛の硬さはやわらかめ~ふつうのものがおススメです。

  1. 正しいブラッシング法

    ご自分にとって最適な歯ブラシを選んだら次は磨き方を習得していきましょう。
    磨き方をよくするだけでかなりクリーニング効果を上げることができます。
    押さえるべきポイントは次のとおりです。
    歯ブラシが乾いた状態で歯磨き粉をつけ磨く、1つ1つの歯を丁寧に強くこすらず小刻みに歯ブラシを動かしブラッシングし、口をゆすぐ際は回数を少なくすることがポイントです。
    いかがだったでしょうか?
    たったこれだけのことですが、日ごろのご自分のブラッシング法とは違うという方が多いはず。
    ぜひ、日ごろの歯磨きに取り入れましょう。
    もし、外出先などでブラッシングできない場合には食後にキシリトール入りのガムを噛んだり、うがいをすることをおススメします。

  2. 食事の時間と回数を決める

    また虫歯は食事の回数が多いとなりやすいと言われています。
    虫歯菌はお口の中の食べもののかすを栄養にし酸を産出します。
    唾液には殺菌効果がありますので、この酸を洗い流してくれお口の中を中性にしてくれます。
    お口の中が中性に戻るには1時間程度必要だと言われていますが、あまりに間食ばかりしているとお口の中が中性に戻るひまがなくなってしまい、虫歯になりやすくなります。
    つまり、一度食事をしたら2~3時間程度あけるのが望ましいということになります。
    食事や間食の回数が多ければ多いほどお口の中が酸性に傾いてしまい、エナメル質が再石灰化されづらくなるため虫歯になりやすいわけですね。

まとめ

生活習慣と虫歯や歯周病との関係についてまとめてみました。
虫歯や歯周病は細菌によって感染する病気でもありますが、生活習慣と深く関わっていることをお分かりいただけましたか?
もし、今の生活習慣で改善するべき点があったら、今日からできることを始めていただき、歯周病や虫歯にならないよう努めてくださいね!
生涯ご自分の歯で食事できれば生活の質の向上につながるはずですよ!

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