噛み合わせを整えてしっかりと唾液を分泌することの重要性

はじめに

みなさんはご自分の噛み合わせについて考えたことはありますか?たかが噛み合わせと思われがちですが、噛み合わせを整えるとどういったメリットがあるのでしょうか。

噛み合わせが整っていることにはさまざまなメリットがありますが、その中の一つに唾液の分泌が促進されるということがあります。ここでは噛み合わせを整え唾液を分泌させることの重要性についてまとめてみましたので、ぜひ読んでみてくださいね!

噛み合わせを整えるメリット

唾液の分泌がよくなる

噛み合わせが整っていてよく噛めるようになれば、唾液の分泌が促進されます。

唾液は食べ物を消化したり、食事をおいしく味わうために重要な役割を果たしています。

よく噛めるようになれば、美味しく楽しく食事をするための満足感を味わえるようになるので肉体的、精神的にとてもメリットがあります。

バランス良く栄養が摂れる

噛み合わせが悪いと、食べものの好き嫌いより食べやすいか(噛みやすいか)どうかに重点をおくことが多いかも知れません。すると、柔らかく噛まずにいいものばかり食べることになり、その結果栄養バランスが偏りがちになります。

姿勢が良くなる

あごの筋肉は胸や首、背中など全身と深い関係があると言われていますので、噛み合わせが悪いままだと筋肉が変化してしまい正しい姿勢を取ることができません。

噛み合わせを改善することによって姿勢を正しくできる効果があるのです。

肥満を防止する

食べ物を噛むと、それが脳の視床下部に伝わって神経伝達物質であるヒスタミンという物質が分泌されることで満腹中枢が刺激されます。

噛むことで食べ過ぎを防止できるので肥満を防ぐことに繋がります。

このヒスタミンという物質は噛めば噛むほど多く分泌されるため、噛まないと分泌されないので満腹感が得られず肥満に繋がるのです。

脳を活性化する

人間がものを噛む時、あごの筋肉や関節の筋肉を動かすのですが、これらの筋肉の動きが神経を通じて脳を刺激し、活性化させると言われています。

また、よく噛めば脳に流れる血液量が増えるので脳梗塞や動脈硬化などを防ぎ、認知症を予防できるといわれています。

歯周病や虫歯を防止する

歯並びが悪いと、でこぼこしたところのブラッシングがしづらいため、ていねいに歯を磨いているつもりでも汚れを落としきれないことがあります。

そのたまった汚れの中の細菌が歯周病や虫歯の原因になると言われています。また、噛み合わせが悪いと唇を閉じづらいため常に口が開けっ放しになってしまい、口呼吸のリスクが高まります。

口呼吸をしていると、口の中は乾燥しやすくなり歯周病や虫歯を防止してくれる唾液が行き届きにくくなり、歯周病や虫歯になりやすくなります。

歯並びを改善したり、前歯を後ろに移動させ口が自然に閉じられるようになれば、見た目が美しくなるほか歯周病や虫歯を防止できるということですね。

その他のメリット

歯並びを改善すると全身の健康にも繋がる言われています。

歯並びが悪いままだと体の歪みに繋がったり、視力が落ちたり、喘息になるなど、全身への悪影響が分かっています。

人間の体内でいくつかの症状が起これば、それらに関連性がある可能性がありますが、それぞれの症状がどういったメカニズムで関係しているのかは明確にはなっていないこともあります。そのため噛み合わせを整えることで全ての症状が治まるというわけではありません。

しかし噛み合わせがは整っている状態がベストですので、万が一ご自身の噛み合わせに不安がある場合にはなるべく早い段階でクリニックに相談しましょう。

唾液の効果

唾液は顎下腺、舌下腺、耳下腺の3つの唾液腺から出ており、1日あたり1~1.5リットルも分泌されていると言われています。

唾液の働きにはさまざまなものがあり、たとえば消化を促進したり、味を感じやすくしたり、口の中の汚れを洗浄したり、酸を中和させたり、細菌が増殖するのを抑制したり、再石灰化で虫歯を防止する・・など、お口の中を清潔に維持する効果があります。

具体的にどういった効果があるのかご紹介してみます。

ものを飲み込みやすくする

飲み込みづらい食べものであっても、唾液と一緒に飲み込めばのどに詰まらせることなく食べられます。

高齢者がのどにものを詰まらせるには唾液の分泌量が衰えてしまうからだそうです。ですので、乾燥した食べものを摂る時などは水分を一緒に摂る方がいいと言われています。

消化を促進する

唾液にはアミラーゼという酵素があり、これによってでんぷんなどの成分を消化すると言われています。胃でしっかりと食べたものが消化されるためにも唾液の働きは重要なのです。

発音しやすくなる

のどが乾燥していると声を出しづらくなります。聞き取りやすく発音するには唾液の分泌が必要不可欠です。

お口の中の乾燥を防ぎ、ほおや舌、唇などを滑らかにすることによって歯が粘膜とこすれて傷付けてしまうのを防止できます。

初期虫歯を再石灰化する

虫歯が溶け始めの頃は初期段階であれば、再石灰化によって修復可能と言われています。

ある程度虫歯が進んでしまうと唾液の働きだけで修復することはできませんが、虫歯が進んでしまう前に発見するためにもクリニックで定期検診を受けるようにしましょう。

虫歯の治療は虫歯になってしまったところを削り、それ以上進まないようにする方法が主流ですが、できれば歯を削るのは避けたいものです。そのためにも日ごろのセルフケアをしっかりと行うこと、クリニックで定期的に検診を受けるようにしましょう。

また、矯正治療を行うことで噛み合わせが改善されればブラッシングしやすくなったり、唾液の分泌がよくなったりするはずです。

一度矯正治療についても検討してみるといいでしょう。

まとめ

噛み合わせを整えることで唾液の分泌をよくすれば、さまざまなメリットがあることをお分かりいただけましたか?

たかが唾液と思われそうですが、唾液にはさまざまな効果があるということを理解していただきたいです。

噛み合わせを改善して質のいい唾液を分泌できれば、健康的なお口の環境作りができます。歯や歯ぐきに気を配ることも重要ですが、唾液にも日ごろから気を配りましょう。

もし、ご自分の噛み合わせに不安がある方は一度クリニックで相談してみることをおすすめします!

 

 

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