事前に知っておきたい!入れ歯に起こる可能性のあるトラブル

はじめに

お口にしっかりと合っていて噛み合わせがきちんと整った入れ歯だと、食事を快適に食べることができます。万が一、すぐ外れる・しっかり噛めない・発音しづらいなどのトラブルがあったら、入れ歯が合っていないということになります。

トラブルがあるまま入れ歯を使い続けると、強く当たる粘膜のところに炎症が起きてしまうことがあります。たとえば、部分入れ歯だとクラスプがかかっている歯に負担がかかり過ぎるため、歯の寿命が短くなる可能性があります。

そうならないためにも、前もって入れ歯に起こる可能性のあるトラブルを知っておきましょう!

入れ歯の種類

そもそも入れ歯にはどのような種類があるのでしょうか?

入れ歯には歯が1本もない場合に使われる総入れ歯、ご自分の歯が残っている時に使われる部分入れ歯があり、素材もセラミック、金属、プラスチック・・などさまざまです。

それぞれに特徴も違っており、患者さんのお口や歯の状態、予算に合わせてクリニックで相談の上、最適な入れ歯を作製することをおすすめします。

部分入れ歯

部分入れ歯とは残った健康な歯にクラスプを引っ掛けて装着するものです。この引っ掛けている部分に汚れが溜まりやすいので、日ごろのケアが必要不可欠です。

なお、人工の義歯床が土台になっています。

総入れ歯

上下どちらか、または全ての歯がない場合は義歯床を土台にして歯を作り、歯ぐきの被せるようにして付けていきます。

取り外しができるため日ごろのお手入れはていねいに行い、清潔に保つようにしましょう。

入れ歯に起こる可能性のあるトラブル

では、実際に入れ歯を使用していて起こるトラブルの例をご紹介しましょう。

痛み

噛み合わせがおかしかったり、骨が出ていたり、入れ歯と歯ぐきの粘膜の間が不適合だったり・・などがあると、入れ歯を入れていることによって痛みを感じる場合があります。

しっかり噛めない

入れ歯で覆われているところの面積が少なかったり、入れ歯の縁の部分の厚みが不足している、噛み合わせがおかしい・・などの理由で噛みづらくなることがあります。

もし、クリニックで噛み合わせを調整できない場合は最悪作り直す必要があります。

すぐ外れる

入れ歯は定期的にお口に合っているかどうかチェックしてもらうようにしましょう。ですが、何度チェックしてもらってもお口に合わず、すぐ外れてしまう場合は、そもそも入れ歯の形が調整不可能なほど合っていないという可能性があります。

さらに、作った当初はぴったり合っていたのに、すぐ外れてしまうような場合は歯ぐきが痩せたり、噛みぐせがあったりなどお口の中の状況が変わってしまったのかもしれません。

また、部分入れ歯ですぐ外れるものはクラスプが経年劣化によってゆるんでしまい外れやすくなっているのかもしれません。

口内炎ができる

入れ歯が汚れて不衛生になると、細菌が繁殖し歯ぐきの粘膜に口内炎ができます。これを義歯性口内炎と呼びますが、そうならないためにも日ごろから入れ歯を清潔に保つようにしましょう。

会話しづらい

人工歯の並びが狭い、入れ歯が大きすぎる、噛み合わせの高さが低い・・などの理由で会話しづらい入れ歯になることがあります。

もし、調整が不可能な場合は作り直すこともあります。

口の中が乾く

お口にぴったり合った入れ歯を使っていると、お口の中が乾くことはないでしょう。ですが、お口に合ってない入れ歯を長期間使っていると、噛むたびに入れ歯がずれてしまい、食べものをしっかり噛めないまま飲み込むようになります。

すると、唾液の分泌量が減ってしまいます。また、入れ歯が大きすぎると、唾液腺を防いでしまうため唾液の分泌が妨げられ分泌量が減ってきます。

つまり、お口の中を常に乾燥から守ってくれる唾液の分泌が減少することでお口の中が乾燥してしまうのです。

入れ歯のトラブルを防ぐには

おそうじは天然歯と入れ歯は別々に

お口の中に入れ歯を入れたままで磨いてしまうと、ご自分の歯も入れ歯もしっかりと磨けない部分ができてしまい歯周病や虫歯の原因になります。

ですので、そうじする際は入れ歯は必ず外していただき、ご自分の歯と別できれいにするようにしましょう。また、入れ歯は研磨剤が配合された歯磨き粉で強く磨きすぎると少しずつ形が小さくなっていくと言われています。

また、流水の下で洗うようにしましょう。

水に浸けて保管する

寝ている間入れ歯を外していると思いますが、乾燥した状態で保管すると形が少しずつ変わってきます。これを続けていると、入れ歯と歯ぐきにずれが生じてしまい、合わなくなってきます。

必ず保管する際は水に浸けておくようにしましょう。

夜もつけたまま寝ればいいという意見もありますが、噛み合わせの高さが入れ歯で決められているので夜寝ている間外して朝装着した時の違和感がなくなったり、災害時になくしてしまう可能性が低くなります。

1日1回は必ず入れ歯をきれいにし、清潔な状態を保つようにしましょう。

両手で取り外す

部分入れ歯の場合バネがいくつか付いているはずです。ですが、1カ所だけを片手で無理やり外したり、付ける時に1カ所だけ入れ他のところを噛んで入れてしまうとバネの変形につながります。

必ず両手で取り外すようにしましょう。

定期的にクリニックで診てもらう

保険を使って作ったものだと6ヶ月で新しいものを作ることができますが、今使っている入れ歯の調子がよくても半年程度に1回は定期的に診てもらうようにしましょう。

プロに診てもらうことでご自分では気づかないようなささいな不適合を発見でき修正できるため、常にいい状態で入れ歯を使い続けることができます。

まとめ

入れ歯は人工物なのでお口の中に入れた時違和感が全くない・・という人はほとんどないと言っていいでしょう。

ですが、その違和感や痛みをずっと我慢していると、症状はさらに進行します。もし、入れ歯がおかしいな?と思ったらかかりつけのクリニックで診てもらうようにしましょう!

いつまでも快適に入れ歯が使い続けられるよう、日ごろのケアをていねいに行い定期的なプロによるチェックを欠かさないようにしましょう!

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