歯のトラブルを早期発見!定期検診で行う内容とは

はじめに

毎日きちんと歯磨きしていても、歯周病や虫歯になってしまうことがあります。

早期に発見できればいいですが、腫れや痛み、出血などの自覚症状が出た時にはすでに症状が進行してしまっているため、費用や時間がかかってしまいます。さらに、歯周病になると動脈硬化や糖尿病など全身疾患につながったり、症状を進行させてしまうためお口の健康を保つことで全身の健康管理にもつながります。

全身の健康状態を調べる定期検診や人間ドックのように、歯医者さんにもお口の健康をチェックする定期検診が行われています。

ここではそんな歯の定期検診で行う内容や、重要性についてまとめてみます。

歯の定期検診の重要性

歯の定期検診を受けることで、さまざまな検査によって定期的に患者さんのお口の中の情報を集めることができるため、適切な予防法や治療法を提案できるメリットがあります。

たとえば、歯周病や虫歯、その他のお口の中の疾患を早期発見できたり、将来どういった疾患になる可能性があるのか予測できます。つまり、健康な毎日を送るためにさまざまな病気を早期発見するための環境づくりができるということになりますね。

中でも口腔がんは触診や視診だけで発見することができるがんなので、歯科検診はぜひ受けておきたいものです。

定期検診の内容

歯ぐきと虫歯をチェックする

歯と歯の境い目にある歯周ポケットをチェックします。歯周ポケットが深くなると、自分で汚れを取り除くことができないので歯周病がどんどん進行していきます。

また、レントゲンでは見えない組織をチェックし、出血があるか、歯がぐらついていないかなどもチェックします。ほとんどの場合、初期虫歯だと痛みがないことが多いです。

見えづらい場所は特にブラッシングしづらいので虫歯になりやすく、自分では気づきにくいと言われています。また、治療が終わったところの周辺は新たに虫歯ができやすいので、虫歯にりそうか、なっていないか・・などをプロによってしっかりチェックしてもらいます。

プラークのチェック

ものを食べるとプラークが付くのは当然ですが、プラークとはお口の中に何億もあると言われている細菌に食べもののかすが付いたもので、歯周病や虫歯の原因となります。染色液を使ってプラークを染め出すことによって、どの程度のプラークがどのあたりにあるのか調べることが可能です。

プラークの段階でまだ歯石になっていなければ丁寧なブラッシングで落とすことができます。

歯石を取る

プラークを放っておくと、唾液の中のカルシウム分と結合し歯石になっていきます。頑固についてしまうと、歯磨きだけでは除去できなくなってさらにプラークが付きやすくなり、症状はさらに進行します。

歯科検診では専用の器具を使用しこの歯石を除去してもらえます。

歯並びや噛み合わせのチェック

歯並びや噛み合わせが悪いままだと、歯ブラシがすみずみまで届きづらくなるため汚れが溜まりやすくなります。

噛み合わせが悪いと一言で言ってもさまざまな種類があり、それを改善するよう指導されることもあります。噛み合わせが悪いまま放っておくと、虫歯・頭痛・疲労などさまざまな悪影響があると言われています。

ブラッシング指導

お口の中の健康を保つには日ごろの歯磨きが重要です。

ただ、ご自分ではしっかりと磨けているつもりでいても、磨きぐせというものがあり人それぞれ違うため、自分に最適なブラッシング法を指導してもらうことが重要です。

さらに、歯科検診では歯ブラシ以外にも、歯間ブラシやデンタルフロスなどの使い方も指導してもらうことができます。

お口の健康の相談

歯医者さんと聞くと歯周病や虫歯を治療するところ・・と思いがちですが、咀嚼や嚥下、あごに関するお口の中の健康全般についてなんでも相談に乗ってもらえます。

プロから見た適切なアドバイスを受けるようにしましょう。また、お口の中の粘膜をチェックすることによって、口腔がんの早期発見にもつながります。

レントゲン撮影を行うことも

これはクリニックによって違いますが、見た目では分からないお口の状態を診るためレントゲン撮影を行うこともあります。そうすれば、重度の虫歯になる前に早期発見できるため治療も早く済むメリットがあります。

日ごろのセルフケアも重要

クリニックでの定期検診が大変重要であることがお分かりいただけたかと思いますが、ご自分での日ごろのケアも重要です。

ブラッシング

ご自分でできるケアと言うとブラッシングが挙げられます。

ほとんどの方は食後きちんと磨いているはずですが、実際には磨き残しがあるようですね。食べたらすぐ、プラークの溜まりやすいところを中心にていねいにブラッシングしていくようにしましょう。

歯ブラシはこまめにかえる

歯ブラシは傷んでいるのにずっと使っていると機能性が落ちてしまい、しっかり磨いていてもプラークをきちんと落とせなくなります。

歯ブラシの交換頻度はブラッシングの回数やブラッシングの仕方によって違っていますが、最低でも月に1度は新しいものと交換するようにしましょう。

「何日に交換する」と日を決めておいてもいいかもしれませんね。

お口の状態によって歯ブラシは違う

歯ブラシには大きさや長さ、毛先の硬さや形状などさまざまなものがあり、人それぞれお口の中の状態や歯並び、歯ぐきなどによって最適なものが違うため、ご自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

歯科検診の際にブラッシング指導を受けるかと思いますが、ご自分にはどういったものが合うのか歯科医師や歯科衛生士に選んでもらってもいいでしょう。

まとめ

歯医者さんで行う歯科検診の重要性や内容などについて詳しくご説明しました。

お口の中を清潔に保つことはやりすぎということはないため、ご自分のお口の中の状態を定期的にクリニックで診てもらうようにしましょう。もちろん、日ごろのセルフケアも重要です。

両方をしっかりと行っていくことでお口の中の健康が保たれると言ってもいいでしょう。

今後クリニックで定期的に検診を受けていただくことで、ご自分でのケア方法の技術アップにもつながります。ぜひ、定期検診をうまく利用してお口の中や全身の健康維持につなげてくださいね!

 

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