一生自分の歯で過ごす「8020運動」とは?

はじめに

入れ歯を使わず一生自分の健康は歯で食事がしたい・・と、ほとんどの方が考えるはず。
8020運動は80歳になっても20本以上の歯を残して質の高い生活を行うための活動を言います。

これを達成することにより、本人の健康以外にも介護費用や医療費の削減に貢献できます。

ここでは8020運動のメリットや達成するためにできることをご紹介してみますので、ぜひご参考になさってみてください。

歯の重要性とは

歯は食事をするだけのものではありません。

歯は感度のいいセンサーでもあり、脳と直接つながっている大切な出発点でもあります。
ですが、ほとんどの方は歯にそこまで重要性を感じていないようです。
歯が抜けてしまっても、歳だから仕方ない・・と言う方が多いです。
加齢と共に歯が抜けてしまうというのは大きな誤解で、歯がなくなると食事ができなくなります。

第一大臼歯と言われる大きな歯をなくしてしまうだけで、ある時と比べて4割も咀嚼力が弱まるそうです。

20歳以上の方でこの歯画上下左右4本とも健康である人は、たった1パーセントにすぎないと言われています。

1本歯が抜けたくらいで気にしない方は多いですが、歯が1本抜けただけで他の歯も弱くなり、最終的にはどの歯も抜けてしまうことが多いです。
つまり、歯とは1本1本が別々の役割を担っており、全部あってこそ1つの仕事ができるわけですね。

1本抜けるとそれを補うため他の歯に負荷がかかってしまい、過重労働になるため健康な歯まで傷んでしまいます。

現在、55歳以上の方のうち400万人もの方が総入れ歯という時代です。
この人たちの中には食事の際に入れ歯を外して食べている人も多いそうです。
つまり、入れ歯が合っていないので痛くて食べられない・・と考えられます。

歯はいざなくしてしまってこそ価値が分かるものですが、実際にそうなってからでは手遅れです。
そのうち抜けるもの・・と考えたりせず、自分の歯を大切に一生使うことを考えれば自然と歯を大事にできるはずですよ。

噛むことのメリットとは?

自分の歯を使ってものを噛むことは、食べ物を砕いて食べやすくするほかに脳や体へのメリットも多いです。

胃腸の負担が軽くなる

噛むことで唾液が増えるため消化を助けます

虫歯や歯周病を予防できる

唾液によって歯周病菌虫歯菌を洗い流す効果があります。

ダイエットできる

満腹中枢が刺激されるので、満腹感が得られるまでの時間が短くなりダイエットできます。

認知症防止、脳を活性化する

あごを動かすので刺激が脳に伝わって脳が活性化され、認知症防止になります。

小顔効果

噛む回数が増えたり硬い食べ物を食べられるので、顔の筋肉が鍛えられ顔が小さくなります。

免疫力アップ

唾液の中にある消化酵素により胃腸の負担が軽減し体全体のバランスもよくなり、免疫力が高まります。
また、ガンなどの病気が予防できます。

いざという時に力を発揮できる

ここ一番という時に丈夫な歯がないと力を出すことはできません。
よく噛み歯を食いしばることによって力も湧き、日ごろの生活での自信が生まれるはずです。

うつ、ストレス解消効果

ものを噛むことでセロトニンの分泌が促進されるため、自律神経のバランスが安定します。

味覚が発達する

よく噛むことで食べ物本来の味が分かると言われています。
人間は濃い味にすぐ慣れるので、できる限り薄味を心がけたいものですね。

8020運動を達成するためやるべきこと

歯周病や虫歯の危険性を理解しておく

歯周病や虫歯へかかりやすさは人それぞれで、すぐになる方もいればそうでない方もいます。
歯周ポケットが深い方は注意する必要がありそうです。

つまり、自分のお口の中にどの程度のリスクがあり、それに合った予防法を行うことが8020運動を達成させるのに大切なのです。

デンタルフロスを使う

歯周病や虫歯の原因のほとんどは歯と歯の間からだと言われています。
いくら歯磨きをしても、一番磨かなくてはならない歯と歯の間はデンタルフロスを使ってしか除去できないのです。
なので、子どもの頃からデンタルフロスを使う習慣を身につけておくことが重要でしょう。

定期的なメンテナンス

クリニックに歯が痛い時や詰めものが取れた時だけに行く方は、歯を削る回数が増え歯の寿命は短くなるものです。

歯とは人工物を詰めたり、神経を抜けば再生能力が失われると言われています。
また、人工物は劣化しますので再治療を繰り返すことになります。

なので、歯を削る治療ではなく歯を削らない予防歯科の重要性に早く気づいていただき、実践することこそが8020運動を達成するため大切なのです。

唾液を出す

唾液には歯ぐきや歯を守るために大切な成分が多く含まれているため、噛みごたえのあるものを多く食べたり、よく話し、口の周りのトレーニングを行う・・などによって唾液が多く出す必要があります。

薬などを服用することで唾液の量が減ってしまうと虫歯が急激に増えると言われています。
さらに、人と接触回数が減ると歯磨きの回数が減り会話も少なくなるため、虫歯になってしまうことが多いです。
唾液はこのように歯ぐきや歯にとって非常に大切なものだと言えます。

いい歯医者を見つける

歯科衛生士は歯の予防を行ったり、歯石を取るなど歯を守るための資格です。
いっぽう、歯科医師は歯を削ったり抜いたりできますが、歯科衛生士はそれらを行うことはできません。

歯周病や虫歯などから歯を削る歯科医師から歯を守ってくれる存在です。
優れた歯科衛生士さんと出会うことが8020運動を達成するためにとても重要なことなのです。

まとめ

食べたいものをおいしく食べられる幸せは他の何ものにも代えがたいですよね?
体だけでなく心まで満たされ元気になることができます。

つまり、生涯自分の健康な歯を残すことは質のいい生活を維持することに繋がります。
みなさんは定期的に健康診断や人間ドックを受診すると思いますが、歯も定期的な検診やメンテナンスを行いながら健康な状態を維持する意識を持ちたいもの。

以上のことをご参考にしていただけばすぐにでも実行できることがあるはずです。
ぜひ、今日からでもやってみてくださいね!

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