オールセラミックのメリット・デメリットとは?

はじめに

オールセラミックとは100パーセントセラミックでできているもののことで、虫歯を治療する際に使われる素材です。
虫歯治療で使われる素材には他にレジンやジルコニアなどさまざまなものがありますが、特にオールセラミックは前歯に使われることが多いです。
その理由は前歯は特に人のイメージを決定づけるもので、オールセラミックは天然の歯のような仕上がりが可能だからです。
ここではそんなオールセラミックのメリットやデメリットについてまとめてみましたので、ぜひ今後虫歯治療を受ける際のご参考になさってみてください。

 

オールセラミックのメリット

 

審美性が高い

オールセラミックは黄ばんだ歯や左右が不ぞろいな歯などにも対応できるため、審美性を確保することができます。
歯の色や形がコンプレックスな方でもオールセラミックで治療することで色や形まできれいにすることができます。

寿命が長い

オールセラミックで治療すると、寿命が長いのがメリットです。
一般的に8~10年程度と言われており、アフターケアが適切であれば20年持つ場合もあります。
セラミックと聞くと割れやすいのでは?と思われがちですが、それは否定できません。
ただ、欠けたところだけをセラミックで補修できることもありますし、少しなら磨いて元通りにすることも可能です。
オールセラミックの寿命が長い理由としては高精度だということがあります。
と言いますのも、高い技術力によって作製されるため天然の歯との隙間ができづらいからです。
なので、食べののかすなどが詰まりにくくなり虫歯にもなりづらいです。
つまり、汚れがつきづらいため寿命が長くなる・・ということですね。

金属アレルギーの方も安心

オールセラミックは100パーセント陶器なので、金属を一切使っていません
ですので、金属アレルギーの方でもオールセラミックなら安心して治療が受けられます。
ただ、オールセラミックでなくメタルボンドで治療する際は注意が必要です。
これは目に見えないところに金属が使われているので、金属アレルギーの心配があるからです。
ですので、金属アレルギーのためにセラミック治療を受ける方は必ずクリニックに申しでていただき、オールセラミックを選ぶようにしましょう。

オールセラミックのデメリット

割れやすい

保険が使える素材と比べてメリットが多いと感じるオールセラミックですが、やはりメリットもあればデメリットも存在します。
その1つに割れやすいという点があります。
最近ではオールセラミックも少しずつ改良されいるため割れづらくなっていますが、陶器をイメージしていただければお分かりのように、強い衝撃が突然かかったりすると割れるリスクがあります。

他の歯を傷めるリスクがある

ただ、天然の歯と比べると硬いと言われているため、オールセラミックで治療した歯の周りの歯や噛み合う歯に負担がかかってしまい傷めてしまうリスクがあります。

耐久性がはっきりしていない

さらに、オールセラミックは最近治療に使われ出した素材なので、
どの程度の寿命なのかはっきりと分かっていない点もあります。
保険が使えるプラスチックなどの素材は20年程度経つと変色すると言われています。
オールセラミックは基本的に変色しづらいと言われていますが、どの程度の耐久性なのかはっきりしていないこともデメリットと言えばそうでしょう。

歯を多く削る必要がある

金属の被せものはオールセラミックより強度に優れていすため薄く作ることができます。
そのため、天然の歯を削る量は少なくて済むものの、オールセラミックの場合ある程度厚みが必要になるので金属製の素材に比べ歯を多く削る必要があります。
天然の歯を多く削るということはそれだけ歯の寿命が短くなる可能性があります。

治療費がかかる

オールセラミックで治療すると保険が使えないため、クリニックによって料金設定にも差があります。
当然ですが、保険が使えないので治療は自費診療となりかなり費用がかかります。
前もって費用についてはクリニックで確認しておくようにしましょう。

適合が悪い

適合の精度の問題もあります。
適合と聞いてもイメージできないかもしれませんが、つまり天然の歯とオールセラミックの歯とがどの程度滑らかに段差なく接合しているか・・ということです。
当然、その段差はご自分の舌で触ったところで分かるような程度のものではないですが、細菌レベルで考えると被せものと天然の歯との段差にはプラークにとって絶好のすみかになるため歯周病や虫歯の原因になります。
ただ、天然の歯と接合させる以上この段差を全くなくすことは不可能です。
ただ、できるだけ段差をゼロに近くし、天然の歯とつながるよう治療することが大切です。

メンテナンスの重要性

オールセラミックは優れた素材なので、治療が終ればそのまま放っておいても大丈夫・・というものではありません。
オールセラミックで治療しても、周りの歯と色が違うのが気になるという方もいらっしゃいます。
そういった場合には周りの天然の歯はホワイトニングを行って色を揃えることもできます。
オールセラミックは耐久性に優れており、クリニックによっては10年保証が付いているところもあるようです。
とは言っても、メンテナンスを行わなければ長く持たせることは不可能です。
そのためにも、ご自分の日ごろのセルフケアに加えてクリニックで定期的に検診を受けていただき、プロの目でチェックしてもらうようにしましょう。

まとめ

オールセラミックのメリットやデメリットについてまとめてみました。
どのような治療や素材であっても、メリットもあればデメリットもあります。
つまり、オールセラミックにもさまざまなメリットがありますが、デメリットが全くないというわけではありません。
また、治療後のアフターケアがいい加減だと、せっかく治療したオールセラミックの歯の寿命が短くなることもあります。
治療後はしっかりセルフケアを行い定期的にクリニックでクリーニングを受けることで、お口の中をきれいに保つことが可能です。
オールセラミックで治療したからもう大丈夫などと油断せず、少しでも歯の寿命を延ばせるように努めてくださいね!

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