喫煙者必読!タバコとインプラント治療についての知識

はじめに

最近たばこによる健康被害を耳にするようになりました。
また、喫煙防止についての法律も制定され、医療機関だけでなく公共施設や飲食店でも禁煙のところが増えてきています。
このように、日本全体で禁煙への取り組みが進んでいる中、たばこの悪影響と聞くと肺ガンなど体の病気・・というイメージがありますが、実際には歯科疾患とも深く関わっています。
ここではたばことインプラント治療との関係についてまとめてみます。

インプラントとは

そもそもインプラントとはどういったものなのでしょう。
インプラントとは人工的な部品や材料を体の中に入れることを総称して言います。
歯科医療分野ではあごの骨に人体と親和性の高い材料で作製された歯根部全体、または一部を埋め込んでそれを土台にし、人工歯を装着したものを一般的にンプラントと呼んでいます。
基本的にインプラントは3つの部分からなっており、あごの骨に埋め込まれるインプラント体と、その上に装着するアバットメント、上部構造と呼ばれる部分からなっています。

インプラントのメリット

では、インプラント治療を行うメリットにはどういったものがあるのでしょうか?

  1. 審美性が高い

    入れ歯だと金属製のばねが目立つため気になってしまい人前で話したり、会話するのがおっくうになることがあります。
    ですが、インプラントなら審美性が高いので気になりません。
    人工歯もセラミック製なので見た目が大変自然なのがメリットです。

  2. 天然の歯と同じように噛める

    インプラントは入れ歯とは違いしっかりと固定されるため、硬いものでもしっかりと噛むことが可能です。
    つまり、食事をおいしく食べられるメリットがあります。
    入れ歯だと食べものがしっかり噛めなかったり、痛みがあったりなどのデメリットがありますが、インプラントならそういった心配がありません。

  3. 健康な歯に負担がかからない

    ブリッジの場合健康な両隣の歯まで削る必要がありますし、入れ歯だと金属製のバネをかけるため健康な歯に大変負担がかかります。
    そうすると、健康な歯の寿命が短くなってしまい最終的に抜け落ちてしまうリスクがあります。
    ですが、インプラントなら基本的に歯がなくなったところだけを治療するため、周りの健康な歯に余計な負担がかかる心配がありません。そのため、残された健康な歯の寿命を延ばすことができます。

  4. 骨が痩せる心配がない

    歯を失ってしまうと、そこの骨の部分が痩せてきます。
    ブリッジ治療の場合も被せた歯の下にある骨が痩せていき、食べものが詰まってしまったりすることがあります。ですが、インプラントならあごの骨に直接埋め込むため噛む力を骨にしっかりと伝えられるため骨が痩せることはありません。

たばことインプラントの関係

たばこを吸っているとインプラント治療の失敗の原因になると言われています。
どうして失敗の原因になるのでしょうか?

感染症にかかりやすくなる

 

たばこを吸っていると免疫力が落ちると言われています。
ニコチンはわれわれの免疫を働かせている白血球の働きを落とすため、歯ぐきに炎症が起きやすくなると言われています。

骨とインプラントが結合しづらくなる

 

たばこの主成分にニコチンがありますが、これは血管を収縮されると言われておりたばこを吸うことで一酸化炭素が発生しますが、これによって酸素を血液が運搬する力を阻害することで血流が低下します。
そうなると、歯周組織や骨へ栄養や酸素がいきわたりづらくなり、インプラントを支えている歯周組織や骨が弱ってしまい、最終的にインプラントが抜け落ちてしまいます。

インプラント周囲炎になりやすい

 

インプラントの最大の敵と言われているのがインプラント周囲炎です。
これによってインプラントが抜け落ちてしまうことがあります。
インプラント治療前に歯周病が見つかれば、事前に治療してインプラント治療をする必要があり、治療後には歯周病予防を徹底的に行います。
たばこを吸っている人は特に歯周病になりやすいと言われています。
その理由はたばこを吸うと血流が悪くなる他、唾液の分泌量が悪くなるからです。
すると、お口の中の細菌が増殖しやすくなってしまい、歯周病のリスクが上がると言われています。
歯周病はインプラントに非常に悪影響を及ぼし、インプラントの寿命は間違いなく短くなります。

たばこを吸う人がインプラント治療を受けるには

では、たばこを吸う人はどうやってインプラント治療と向き合えばいいのでしょうか?

日ごろの歯磨きや定期検診をしっかり行う

たばこを吸う吸わないにかかわらず、歯磨きの習慣を徹底的に身につけましょう。
日ごろからの丁寧な歯磨きは歯周病を予防できるほか、お口の中をケアできるので一石二鳥ですよね?
インプラントは歯周ポケットが深いため喫煙の影響を受けやすいと言われています。
定期的に検診を受け歯周病を早期発見、早期治療に努めましょう。

インプラント治療中は禁煙を

インプラント治療は治療するところを切開し、骨と結合するのを待つ期間、被せものを装着する・・と非常に時間のかかる治療法です。
治療中に喫煙、禁煙と繰り返してしまうと、次に禁煙する際辛いと感じてしまうでしょう。
これをチャンスだと考え禁煙してみることをおススメします。
どうしても禁煙できない・・という方は歯科医に相談していただき、禁煙治療を受けてみるといいかもしれません。
インプラント治療を行っているクリニックのほとんどはインプラント治療するにあたり禁煙を薦めているはずです。
インプラントの寿命を決めるのはその人のインプラントの使い方や生活習慣によると言われています。
歯が健康だと会話や食事も楽しめ生活が楽しくなりますので、たばこを吸う方はインプラント治療をきっかけに禁煙してみませんか?

まとめ

インプラントと喫煙の関係についてご紹介しました。
喫煙は肺がんだけでなく歯科疾患の原因にもなり、インプラントの寿命にも大きく関係していることを理解していただけましたか?
たばこを吸い続けることで将来あなたが希望する歯科治療が受けられない可能性が出てしまうのです。
禁煙が難しいという方は少したばこの本数を減らすだけでもいいのでやってみてはいかがでしょうか?

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