奥歯の治療にもインプラントは有効なの?

はじめに

奥歯を失ってしまい入れ歯にした場合、取り外すのが恥ずかしい、違和感がありそうで嫌だな・・と思う方は多いでしょう。
とは言え、歯をなくしたまま放っておくと噛み合わせが悪化したり、残った健康な歯や前身に悪い影響が起きることがあります。
ここでは奥歯をインプラントにする有効性や治療の流れについてご紹介しますので、ぜひご参考にしてみて下さいね。

奥歯の噛み合わせと全身との関係

肩こりや頭痛といった症状を、日ごろの疲れやストレスが原因だと思ってはいませんか?
でも、それはもしかすると噛み合わせが原因かもしれませんよ?
頭と体のバランスを考えてみてください。
脊柱の上に重い頭が乗っているわけで、頭のバランスが悪い方は体の軸がずれるのは当然です。
細い棒の上に重いボーリングの球を乗せている・・と考えてみると理解できるはず。
少し球がずれても落ちてしまいます。
でも、実際には頭が傾いたところで脊柱が倒れたりしませんが、頭が傾くと背骨や腰、首・・などあらゆる全身の部位が曲がったり、ゆがんだりしてうまくバランスを取っています。
つまり、頭蓋骨のバランスが崩れてしまうと頭痛や肩こりの原因になる・・というわけですね。
そんな頭蓋骨のバランスを崩す原因となるのがあごのずれで、このあごの位置を決めているのが噛み合わせなのです。
左右の奥歯の位置が多少ずれただけでも、少しずつ頭蓋骨はバランスが崩れていくと言われています。
さて、噛み合わせと深く関わっている全身の症状には頭痛、肩こり、目の疲れ、いびき、耳鳴り、顎関節症、背中の痛みや腰痛・・などが挙げられます。
噛み合わせが悪くなると全身のあらゆるところに悪影響が出るわけですね。

奥歯をインプラントにするメリット

  • 食事が楽しめ健康的は生活ができる
    奥歯には食べ物を咀嚼し、すりつぶす役目があります。
    インプラントは骨に直接埋め込む治療なので、ぐらついたりせず日ごろの食事が楽しくできます。
    入れ歯だとずれたり違和感があったり、食事のたびに洗ったりする手間がいりますが、そのような必要がありません。
    また、奥歯を使って食べ物をしっかり噛めば消化器官への負担が軽くできるため、全身の健康を維持することができます。
  • 噛み合わせのバランスが整う
    奥歯がないと歯にかかる力が偏ってしまうため、噛み合わせのバランスが乱れます。
    それによって、頭痛や肩こり、顔がゆがんでしまうことも。
    ですが、インプラントで噛み合わせを正しくできれば体全体のバランスが整うと言われています。
  • 発音しやすい
    奥歯がないままだとそこから空気が漏れてしまうため、き、し、ち・・などの発音がしづらくなります。
    さらに、入れ歯が合わないと会話の最中に外れたり、ずれたりすることがあります。
    ですが、インプラントなら会話中のそういったストレスも皆無です。
  • アンチエイジング効果インプラントは銀歯や入れ歯などとは違い、見た目が自然なのでマイナスなイメージを与えることがありません。
    入れ歯だと外す必要があり外で食事をした時などに、恥ずかしい思いをすることがありますが、インプラントはそういった心配もありません。
    また、左右均等に噛めるため顔が歪むのを防止できます。
    片方の奥歯ばかりで噛んでいると使う筋肉も偏るため、左右非対象な顔になることも多いです。
    ですが、奥歯をインプラントにすると噛み合わせがよくなり、アンチエイジング効果もあるというわけですね。
  • 骨吸収を防げる
    人間の骨は代謝により吸収と再生が繰り返されており、新しい組織へ生まれ変わっています。
    ブリッジや入れ歯の場合には骨に刺激が伝わらないので骨吸収が進みます。
    ですが、奥歯をインプラントにすればしっかりと噛めるので、骨に刺激が伝わることで骨吸収を抑えることができます。ただ、インプラントにもデメリットがないとは言えません。
    ある特定の場合を除いて保険が使えないため、費用が高額になることです。
    ですが、デメリット以上にメリットが多い治療法であることは間違いなさそうですね!

奥歯のインプラントをする際の治療の流れ

では、奥歯をインプラントする際の治療の流れはどういったものなのでしょうか?
ここでは一般的な奥歯のインプラント手術の例をご紹介します。

  1. カウンセリング&精密検査
    インプラント手術を行う前は医師によるカウンセリングを必ず行います。
    レントゲンやお口の写真を見ながら治療計画について説明があったり、患者さんの希望を聞いたり、疑問に答えたりするため、不安点や疑問点があればこの時にしっかり聞いておきましょう。
    さらに、治療を始める前にインプラントを埋め込む予定の部位の状態をチェックしたり、歯の状態を詳しくチェックするための精密検査が行われます。
  2. 土台部を埋め込む
    歯ぐきを切開しあごの骨を削って、土台となる部分を埋め込んでいきます。
    さらに、3~6ヶ月程度期間をおいてインプラントを骨としっかり結合させます。
  3. アバットメントを装着する
    その後、再度歯ぐきを切り開いてアバットメントを形成しますが、歯ぐきがしっかり治癒するまで1~6週間程度時間をおきます。
  4. 人工歯を装着する
    歯ぐきが治癒したら型取りをして人工歯を作ります。
    お口にぴったり合うことをチェックし、インプラント体の上に装着していきます。
  5. 治療後の検診
    手術後1週間程度経ったら検査を行います。
    その後、年に2~3回程度検診を受け、年1回程度レントゲンを撮って、インプラント周りの骨の状態を検査します。

まとめ

奥歯をインプラントにする有効性はさまざまです。
中でも最大のメリットは入れ歯のように違和感や痛みがないことでしょう。
入れ歯だと使用している間に壊れてしまったり、噛むたびに違和感や痛みがあることがありますが、インプラントならそういった心配はありません。
また、入れ歯のようにお手入れが面倒でないですし、審美性が高いのもメリットです。
また、硬いものや粘着性のあるものでも安心して食べることができるので、治療前より食事が楽しくなり生活が豊かになります。
奥歯の入れ歯や被せものに満足できない方は、ぜひインプラント治療を選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか?

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