はじめに
歯をなくしてしまった時にどういった治療法を選びたいですか?
入れ歯治療を受けたいけれど、一番気になるのは見た目や装着時の違和感などです。
特に見た目の問題が大きく、金具が目立つということで入れ歯を敬遠する人は多いですが、最近では本物と見間違えるほど優れた入れ歯が登場してきています。
そんな現代の優れた入れ歯をご紹介しますので、入れ歯治療に前向きになれなかった方はぜひご参考になさってみて下さいね。
入れ歯の効果
捻挫や骨折を予防できる
噛み合わせを改善することで、姿勢がよくなるというのをご存じですか?
ある研究結果によれば、噛み合わせを改善し体の歪みを治すことで調査対象者の骨折や捻挫の確率が減ったというから驚きです。
ただ、合わない入れ歯を入れていても噛み合わせが悪化することもあるため、噛み合わせのいい入れ歯を作ることでおいしく食事でき健康的な生活を送ることができます。
認知症を予防できる
入れ歯をせずに放っておくと、しっかり噛めないため認知症になりやすいと言われています。
入れ歯を入れることであごを動かし脳内の血流が増えるため脳細胞が活性化します。
そのため、認知症が予防できるというわけですね。
老化防止
入れ歯を入れると急に老けた顔になったなどという話を聞きませんか?
この理由は入れ歯が合っていないからだと考えられます。
顔の輪郭を作るのに歯は重要な役割を持っているため、その歯の代わりになる入れ歯の形が合っていないと顔の輪郭が変わります。
輪郭の変化によりたるみやしわの原因となって、老けた顔になってしまうということですね。
結論を言うと、自分の顔に合った入れ歯を入れるとしっかり噛めたり、外れなかったり、痛みがなかったりするだけでなく、たるみやしわを防止できるアンチエイジング効果もあるということになります。
ただ、口内環境は時間と共に変わってくるので、審美面、機能面を長期間維持するにはクリニックでメンテナンスを受けることが重要です。
最新の入れ歯
ウェルデンツ
ウェルデンツとは日本で独自開発された熱可塑性樹脂で、柔軟性と耐久性に優れた素材です。
この特性を活かして部分入れ歯や総入れ歯などに使われています。
ウェルデンツはまた衝撃に強い特性があり、吸湿性が低い汚れがつきにくい素材です。
具体的に言うと、ウェルデンツの入れ歯は保険を使った入れ歯と比較すると2倍程度の弾力性があると言われています。
そのため、歯にぴったり吸い付くような感じで噛んだ時に向かい側の歯を傷つける心配がありません。
さらに、ウェルデンツには一切金属が使われていないので金属アレルギーの方でも安心して使用できます。
最も注目すべきことはお口の中に柔らかくフィットするため装用感や快適性に優れていることです。
また、割れることはほとんどない上にねじってもちぎれないほど強いため、食いしばりによって入れ歯が破損するリスクもありません。
軽さについても優れており、これまでの保険を使った入れ歯素材と比較するとかなりの軽さで違和感がほとんどなく、快適に生活できます。
また、針金など金属を使っていないので健康な歯への負担がほとんどありません。
お手入れの際はもちろん取り外しでき水洗いが可能なので、常にお口の中を清潔に保てます。
コンフォートデンチャー
次にご紹介したいのがコンフォートデンチャーです。
歯ぐきにぴったりと密着するためがたついたり、しっかり噛めないなどの心配がありません。
この入れ歯の特徴は柔らかい生体シリコンで裏側が覆われているため歯ぐきにかかる力を吸収でき、噛んだ時の痛みが軽減されます。
そのため、硬いものから柔らかいものまで何でも噛めるのがメリットです。
保険を使った入れ歯で満足できない方や、痛みが我慢できない方にとってありがたい入れ歯です。
また、一般的な入れ歯だと裏側が硬い素材でできているため歯ぐきを傷つけてしまうことがありますが、コンフォートデンチャーなら柔らかい生体シリコンによって守られるので、歯ぐきを保護でき血流が妨げられるのを防ぎます。
さらに、生体シリコンの特性として弾力性があることも挙げられます。
歯ぐきにぴったりと密着するため食事の際にあごが動いても、外れたりずれたりする心配がありません。
さらに、入れ歯と歯ぐきとのすき間もほとんどないため、食べものが詰まりにくくなるのもメリットです。
ノンクラスプデンチャー
この入れ歯は優しく、歯に密着するタイプの優れた入れ歯です。
金属でできた金具ではなく歯ぐきの色とほとんど変わらない樹脂で固定させるので入れ歯をしているかどうか見分けが付きません。
柔らかく軽い樹脂素材なので歯ぐきにぴったりつき、装着感にも優れています。
それだけでなく、丈夫な素材なので落としても壊れたり割れたりする心配がなく、自然なつけ心地で審美性を気にする方にぴったりの入れ歯です。
バーアタッチメントデンチャー
歯を全てなくしてしまった場合、インプラントを併用したバーアタッチメントデンチャーというのがおススメです。
これはインプラントと入れ歯をうまく組み合わせた治療です。
最初にインプラントを埋め込む手術を行って、そこに金属の土台を付け金属バーでつなぎ入れ歯を装着させる方法です。
しっかりと固定されるため、入れ歯が外れたりずれたりする心配がなく、表面に金具なのがないので審美性も高いです。
また、インプラント治療より費用が抑えられるのもメリットです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本物の歯と見間違えるほどの優れた入れ歯について具体的にご紹介しました。
入れ歯治療を受けたいと思っていても、がたつきや違和感、見た目などが気になってしまい、治療に前向きになれない人は多いはずですが、ここでご紹介した入れ歯ならそういった心配がほとんどありません。
ぜひ、入れ歯治療を受けたいと思っておられる方は最新の入れ歯について知っていただき、治療に前向きになっていただければと思います。
みなさんがご自分にぴったり合った素晴らしい入れ歯に出会うことができ、毎日の生活がより豊かになるよう心から願っています!